10年ぶりにカラオケに行ったら

10年ぶりにカラオケに行ったら

結婚してすぐにおめでたとなり、2人の子どもを続けて出産したので、育児に追われる毎日だった。子どもが好きだったので苦でもなんでもなかったが、子どもが小学生になり親の手が離れるにつれ、逆になんだか手持ち無沙汰で寂しい感じさえしていた。そんな時、子どもが参加しているサッカーチームの保護者の懇親会があり、久しぶりに夜、夫や子どもちがいないところに出かけることになった。

一次会は隣町の駅前にある焼き鳥居酒屋で行われた。このお店は保護者の関係者が経営しているようで、コーチや高学年の生徒の保護者とはかなり親しいようだった。私の様に今年初めて参加の保護者は隅の方で小さくなっていたが、次から次へと回ってくる串焼きはどれも美味しく、お酒も飲み放題だったので私はすっかり嬉しくなってしまった。サッカーチームの保護者の集まりなので、サッカーの話が出るのかと思ったら、普通に昔の恋バナなども聞けて、昼間はわからなかった保護者たちの別の一面も見られて楽しかった。

そのお店がお開きになり、その場で帰る人もいたが、私は仲良しのママ友に誘われ、二次会にも参加することにした。ぞろぞろと先輩親たちに連れて行かれた先は、大手チェーンのカラオケ店だ。カラオケも妊娠中に夫と行ったのが最後だと思うから恐らく10年ぶり。入って見ると私の持つカラオケ店のイメージとは全く違った。私のカラオケ店に対するイメージは、暗く、煙草臭く、狭苦しいものだったが、そのお店は10人ほどのメンバーが余裕で入れる広い部屋があり、煙草臭どころか、アロマの良い香りがした。選曲はリモコンではなく小さなタッチパネルで行い、歌唱力を診断する機械まであったので驚いた。